◆ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています ◆

最近、様々な場面で使われる「~させていただきます」という表現。結婚式の招待状の返信でも、出席時には「出席させていただきます」、欠席時には「欠席させていただきます」と返信ハガキに記載しますよね。

以前、当サイトに、「出席させていただきます」という表現は誤りで、「出席いたします」が正しい表現ではないでしょうか・・・というお問い合わせをいただいたことがあります。

私自身も大変勉強になった事でしたのでコラムとして紹介します。

スポンサーリンク

「出席させていただきます」は正しい

結論から申します。
「出席させていただきます」という表現は正しい敬語表現のようです。

当サイトに上記のお問い合わせをいただいた際、調査のため購入した書籍"新版金田一先生の日本語○×辞典"に答えがありました。この本は、金田一春彦先生の秘書を務められた井上明美さんが、先生に内容を相談しながらまとめたものだそうです。

「~させていただきます」という言い方は、昭和の初期ごろに関西から使われ始め、昭和30年ぐらいから東京でも広まったとの事です。

「~いたします」でも充分ですが・・・

"新版金田一先生の日本語○×辞典"には、「休業させていただきます」という表現を使って、「~させていただきます」について説明がありました。

  • 相手からの物を尊重する
  • 相手から受けた厚意に謝意を表す
  • 相手との関係・自分の立場をわきまえ、明らかにする
  • その場の状況に対応する

このような事柄によって敬語表現は変わってくるものなのです。

「休業させていただきます」も、「本日休業」「休業いたします」で充分だと思われます。「~させていただく」という表現を不快だと思う人もいるようですが、
これは、『せっかく来てくれたのに、あいにく毎週火曜は定休日でして、本当にすみません。無駄足を運ばせまして申し訳ありません』という、
店主の気持ちの表れだと思います。

「~させていただきます」には、
相手に対する気持ちが省略され含まれているんですね。

新郎新婦からの招待に対する感謝もふまえ

『たくさんのお友達、お知り合いがいる中で、私のような者をお二人の晴れの舞台である結婚式に招待してくれて本当にありがとう』という気持ちを含め、当サイトでは、「出席させていただきます」という敬語表現に統一しています。

「~させていただきます」の適切な使い方、そうでない使い方については、"Web日本語"というサイト内のコラムに詳しい解説があります。

久しぶり&初めて結婚式に招待された皆さん。
失礼&笑われないよう『結婚式での基本マナー』を覚えておきましょう。