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『花嫁の手紙』は、結婚式・披露宴で最もゲストが感動するシーン。
両親や兄弟、祖父母などへのメッセージを読み上げる定番の演出です。

そんな『花嫁の手紙』ですが、

「手紙を読む長さはどのくらいが良い?」
「花嫁の手紙に5分は時間かけ過ぎ?」
「ちょうど良い時間になる手紙の文字数は?」

など、気になっている新婦の方も多いのでは。

ということで今回は、『花嫁の手紙の長さ』についてのお悩みを解決。

『花嫁の手紙』の文例とあわせて、最適な長さにまとめる構成のコツをわかりやすく紹介します。

『花嫁の手紙』の最適な長さとは

新婦が両親や兄弟、祖父母などへのメッセージを伝える『花嫁の手紙』。
感謝の気持ちなど、たくさん伝えたいことがある新婦の皆さんも多いのではないでしょうか。

手紙は3分以内で読める長さが理想

花嫁の手紙は『3分以内』で読める長さにするのが理想的です。

お世話になった家族への感謝の気持ちや、思い出のエピソードなど『伝えたいこと』はたくさんあると思います。

ただし話があまりに長いと、聞いているゲストの方は退屈なもの。
また反対に短すぎるのも、『気持ちが伝わらない演出』になってしまいます。

『2分~3分』で読める長さで手紙を作成すると良いでしょう。

読む時間が5分かかる手紙は長い?

『花嫁の手紙』は意外と時間が掛かる演出。
ほとんどの新婦が手紙の途中で泣いてしまい、スムーズに読めなくなってしまうからです。

3分以内で読める手紙の内容であれば、途中で泣いて詰まっても全体の時間は5分程度に収まります。
しかし『スムーズに読んで5分掛かる』といった手紙の途中で泣いてしまうと、聞いているゲストも相当時間を長く感じることでしょう。
さらにしっかりとした内容でないと、ゲストが退屈と感じてしまう可能性が高いです。

もし長めの手紙を書く場合は、感謝の気持ちや素敵なエピソードを『自分の言葉』でつづった内容の濃い手紙にしましょう。

どのくらいの文字数?

NHKのアナウンサーには、『1分間300文字でゆっくり話す』というルールがあります。
話すプロであるアナウンサーの基準ですが、時間と文字数の目安になるはず。

600文字から900文字で

NHKアナウンサーを基準に文字数を考えると、『2分~3分』で読める手紙にする場合は、『600文字~900文字』にまとめるのが目安。

もちろん『あなたの話す速さ』によっても変わります。

一般的な原稿用紙1枚の文字数は『400文字』。
だいたい1枚半から2枚程度にまとめれば、ちょうど良い長さの手紙になります。

文字数計算

「まずはスマートフォンやパソコンで文章を考える」という方も多いのでは。
手紙を手書きで清書する前に、考えた内容の文字数を計算してみてはいかがでしょう。

以下のサイトでは、簡単に文字数を調べることが可能です。

3分以内にまとめる!花嫁の手紙の基本構成&文例

『花嫁の手紙』は『2分~3分』で読める内容にするのがオススメです。
上手に3分程度にまとめる基本構成や参考文例を紹介します。

『花嫁の手紙』の基本構成

花嫁の手紙は『導入』『中心の話題』『結び』の3つで構成するのが基本です。

導入

『花嫁の手紙』の導入部分では、両親への感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。

その他としては、

  • 両親以外の家族への感謝
  • ゲストへの感謝
  • 手紙を書いた心境

などを伝えるのも良いでしょう。

文例

お父さん、お母さんへ。
今日という幸せな日を迎えることができたのも、お父さんとお母さんのおかげです。
これまで28年間、私を育ててくれてありがとうございました。

文例

お父さん、お母さんへ。
二人に手紙を書くのは初めてですね。
少し恥ずかしいですが、今日だから伝えたい私の感謝の気持ちを聞いてください。

中心の話題

『花嫁の手紙』の中心の話題部分では、

  • 今だから謝りたいこと
  • 両親や家族との思い出

といったエピソードを伝えます。
もちろん自分の言葉で書くことが大切です。

たくさん伝えたいことがあるかもしれませんが、中心の話題となるエピソードは2つ以内に絞ることが理想。
エピソードを絞ることで魅力的で深みのある内容の手紙になります。

また両親とのエピソードを伝える場合は、内容の『バランス』に注意しましょう。
例えば、手紙の内容がお母さんへの感謝ばかりだとお父さんが可哀想ですよ。

結び

『花嫁の手紙』の結び部分では、

  • 自分の両親への言葉
  • 相手の両親への言葉
  • 今後の決意

などを伝えます。

文例

仕事ばかりで大変だったお父さん。
お父さんを毎日支えてきたお母さん。
これからは夫婦水入らずで、ゆっくりと過ごしてくださいね。
離れて暮らすことになりますが、圭祐さんと一緒に親孝行しますので安心してください。

圭祐さんのお父さん、お母さん。
至らぬ部分が多いかと思いますが、末永く宜しくお願いいたします。

圭祐さんと私は、お互いの両親を見習い、明るく楽しい家庭を築いていきます。
これからもどうぞ宜しくお願いします。

全文:『花嫁の手紙』の参考文例

『花嫁の手紙』の全体の文例を紹介します。

文例の文字数は約740文字で、ゆっくり読むと『2分半』程度の長さ。
お父さん、お母さんそれぞれのエピソードを入れた『花嫁の手紙』の参考文例です。

文例

本日はお忙しいところ、たくさんの祝福の言葉をいただき、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、私を育ててくれた両親にも感謝の気持ちを伝えさせてください。

お父さん、お母さんへ。
お父さんとお母さんに手紙を書くのは、きっと初めてのことですね。
少し照れてしまいますが、今日だから伝えたい私の気持ちを聞いてください。

毎日仕事一筋で、あまり一緒にいる時間の少なかったお父さん。
私が高校受験の勉強で、夜遅くまで机に向かっていたとき、「がんばってるなぁ、ほら夜食だよ」と、私の大好きな『たこ焼き』を買ってきてくれたのを覚えていますか。
仕事で疲れていて本当は早く寝たいはずだったのに、わざわざ車を走らせて買ってきてくれてありがとう。
あの時の温かく美味しかった『たこ焼き』の味は、今でも素敵な思い出です。

お母さんには、いろいろと料理を教えてもらいましたね。
子供のころは材料をこぼしたりして、お母さんによく怒られたのを覚えています。
社会人になり一人暮らしを始めたときも、なるべく外食をせず自分で作るようにしていました。
お母さんの卵焼きだけは「絶対に作れるようになろう」と一生懸命練習したんだよ。
だいぶ似ていると思いますが、今度あらためて隠し味の部分を教えてくださいね。

仕事ばかりで毎日忙しかったお父さん。
お父さんを一生懸命支えてきたお母さん。
体に気をつけて、これからも元気で仲良しの夫婦でいてください。
離れて暮らすことになりますが、俊輔さんと一緒に親孝行しますので安心してください。

俊輔さんのお父さん、お母さん。
至らぬ部分が多いかと思いますが、末永く宜しくお願いいたします。

俊輔さんと私は、お互いの両親を見習い、明るく楽しい家庭を築いていきます。
これからもどうぞ宜しくお願いします。

まとめ

いかがでしたか。

今回は『花嫁の手紙』の最適な長さ・時間、文字数について解説しました。

新婦の皆さんにとって『花嫁の手紙』は、両親や家族へ感謝の気持ちを伝える大切な場面です。
せっかくの機会なので、たくさん伝えたいことはあるかと思います。

ただし、いろいろなエピソードを詰め込み過ぎると、まとまりがない印象に。
時間も長くなってしまい聞いている側が退屈してしまいます。

2分~3分の時間を目安に、文字数を調整しながら手紙を作成しましょう。