結婚式のスピーチでは、最初の出だしの言葉も重要ですが、締め・結びの言葉も大切です。

そんな重要な締め・結びの挨拶では、どのような言葉を伝えるのが良いのでしょう。

今回は、結婚式スピーチで大切な「締め」「結び」について、様々な文例や挨拶の基本構成などを紹介します。

締め・結びの言葉とは

「締め」や「結び」の言葉は、結婚式スピーチをまとめる大切な言葉です。

好印象を残すスピーチに仕上げるためにも、原稿作成時から結びの言葉を考えておくと良いでしょう。

準備をせず、その場の思いつきで話をまとめようとすると、せっかくのスピーチが不自然な終り方になってしまいます。

締め・結び挨拶の構成

結婚式スピーチの結びは、以下のような言葉で構成されるのが一般的です。

  • 新郎新婦へのアドバイス
  • 新郎新婦の幸せを願う言葉・はなむけの言葉
  • 両家の繁栄を祈る言葉
  • 招待への感謝の言葉
  • お祝いの言葉
必要な言葉を

上記で紹介した言葉の全てを取り入れる必要はありません。

例えば、スピーチ冒頭で「招待への感謝」を伝えている場合は、締めでは省略しても大丈夫です。ただしお祝いの言葉は、繰り返し伝えても構いません。

また友人スピーチなどでは、無理に新郎新婦へのアドバイスを伝える必要はありません。

手紙形式での注意点

最近は、友人スピーチなどを中心に手紙形式でのスピーチが人気です。

懐かしい思い出や、これまでの感謝の気持ちを、感動的に伝える事ができます。また手紙を見ながらしっかりと話せるので、緊張が減るというメリットもあります。

締め・結びは自分の言葉で

手紙形式での締め・結びの挨拶は、手紙に書いて読み上げるのではなく、自分の言葉で伝えるのが大切です。

新郎新婦やご家族の方へ顔を向け、締めの挨拶をすると良いでしょう。

すぐに使える文例!締め・結び・はなむけの言葉

結婚式でのスピーチで使える「締め・結び・はなむけの言葉」を紹介します。ぜひ参考にしてください。

一般的な締め・結びの文例

お二人のお幸せをお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

お二人の末永い幸せと、今後のさらなるご活躍をお祈りしつつ、これをもちまして私の祝辞とさせていただきます。

○○、○○ご両家の皆様には改めてお祝いを申し上げます。はなはだ簡単ではございますが、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

つたないご挨拶で失礼いたしましたが、新郎新婦のご多幸とご両家の発展をお祈りして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

お二人の前途を祝し、幸多かれとお祈りいたしまして、ご挨拶の結びといたします。

招待へのお礼を添えた締め・結びの文例

本日は丁重なご招待を賜り、誠にありがとうございました。お二人のお幸せを心よりお祈りしまして、ご挨拶とさせていただきます。

お二人の末永いお幸せをお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。本日はお招きありがとうございました。

本日は、このような晴れやかな祝宴にお招きいただき、ありがとうございました。お二人の末永い幸せと、ご両家の繁栄をお祈りしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

両家の繁栄を願う言葉を添えた締め・結びの文例

お二人の末永いお幸せと、ご両家のご繁栄をお祈り申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

お二人のお幸せと、ご両親様、並びにご列席者の皆様方のご繁栄をお祈り申し上げます。本日は誠におめでとうございます。

新生活への期待を込めた締め・結びの文例

どうかお二人で、あたたかい家庭を築いていってください。お二人の前途が、幸せの輝きに満ちていますことをお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。

これからの長い夫婦生活は、順風満帆な時ばかりではございません。どうかいつまでも、お互いを思いやる心を忘れずに仲良く過されますよう、お祈り申し上げます。本日は誠におめでとうございます。

今日の喜びと感激を忘れずに、ぜひ一生を共に歩んでいってください。本日は誠におめでとうございます。

何があってもお二人で協力し合い、あたたかな家庭を築いてください。お二人のお幸せを心よりお祈りしまして、ご挨拶とさせていただきます。

健康こそ何よりの財産であります。お体には気をつけて末永くお幸せに。本日は誠におめでとうございます。

両親への感謝をうながす締め・結びの文例

このような晴れの日を迎えるまで育てていただいた、ご両親への感謝の気持ちを忘れずに、どうかより良いご家庭を作ってください。本日は誠におめでとうございます。

今後のおつきあいを願う締め・結びの文例

お二人の甘い生活を見させていただこうと、新居へお邪魔することも予定しております。その際にはどうぞ宜しく。本日は誠におめでとうございます。