たくさんの方々に結婚祝いをいただいたカップルの皆さん。
ご祝儀が入っていた『ご祝儀袋』、その後どうする予定ですか。
手先が器用な方やDIYなどがお好きな方には、ご祝儀袋をリメイクすることが流行っているようです。
でも苦手な方にとっては大変な作業ですよね。
ご祝儀袋の処分については意外とお悩みの方も多く、
「いただいたご祝儀袋って捨てる?保管する?」
「処分する場合の正しい捨て方は?」
「神社でのお焚き上げが良いって聞いたけど…」
「別の結婚式で再利用するのはあり?」
など、気にされているようです。
ということで今回は、『結婚式後のご祝儀袋の処分』について解説。
ちなみに私は、1年ほど処分に悩み保管。
その後、全て可燃ごみとして処分しました…。
そのときの経験をもとにした『ご祝儀袋の捨て方』や、神主の知人に聞いた『お焚き上げ』の方法などをまとめて紹介します。
もし「ご祝儀袋をリメイクしたい」という場合は、以下の記事を参考にしてください。
あわせて読みたい
目次
ご祝儀袋を捨てる!正しい捨て方
『ご祝儀袋』の一番簡単な処分方法は『捨てる』ことでしょう。
何となく捨てづらいイメージの『ご祝儀袋』ですが、実は捨てても大丈夫。
何も問題ありません。
私も初めはキレイなダンボールに入れて、1年近くクローゼットにて保管していました。
しかし、特に利用する用途もなく場所をとるだけだったので、結局処分することに。
基本的には可燃ごみ
基本的に『ご祝儀袋』は、『もえるゴミ』『もやせるゴミ』として処分することが可能です。
ご祝儀袋の上包みは『紙』なので、『可燃ごみ』で問題ありません。
水引や熨斗などの飾り部分についても、『紙』で作られているのが一般的です。
ただし飾り部分については、購入した祝儀袋により違いがあることも。
場合によっては分別の必要があるかもしれません。
念のため、今住んでいる地域での『ゴミの分別方法』について、しっかりと確認することをオススメします。
ご祝儀袋を処分する際のポイント&マナー
基本的に可燃ごみとして処分できる『ご祝儀袋』。
捨てる際には以下のポイント&マナーを守ることをオススメします。
可燃ごみで処分する際は
ご祝儀をくれた方の情報を記録
ご祝儀袋の中袋には、ご祝儀をくれた方の連絡先や金額が書かれています。
連絡先を忘れずに記録しておくと、年賀状のやり取りなど今後のお付き合いに便利。
ご祝儀をくれた友人が、次に結婚した際にも金額を記録しておけば役立ちます。
ご祝儀袋&中袋をすべて処分する場合は、必ずご祝儀をくれた方の情報を記録しておきましょう。
後になっていろいろと役に立つのでオススメですよ。
ちなみに私は…
中袋に書かれていた連絡先&いただいた金額については全て『Excel』に入力。
その後のお付き合いに役立てています。
個人情報の漏えいに注意
『ご祝儀袋』や同封されている『中袋』には、名前や住所などの個人情報が記入されています。
可燃ごみとして処分する場合、個人情報だけは漏えいしないよう注意が必要。
名前が書かれた祝儀袋や短冊、連絡先などが書かれた中袋については、『シュレッダー』や『漏えい防止スタンプ』などで必ず対処しましょう。
ちなみに私は…
名前が書かれた短冊と中袋については『シュレッダー』で処理。
また、祝儀袋に名前が直接書かれていた場合は、『漏えい防止スタンプ』で処理しました。
紙袋などに包んで
最近は、半透明など中身が見えてしまうゴミ袋がほとんど。
たくさんのご祝儀袋を、そのままゴミ袋に入れて捨てるのに抵抗がある方も多いのでは。
私も「そのまま捨てるのはちょっと…」と考えた一人です。
そのような方は、可燃ごみで処分可能な『紙袋』に入れた後、ゴミ袋に入れると良いでしょう。
ちなみに私は、汚い紙袋で包むのも何となく抵抗があったので、一応キレイな紙袋に入れて捨てました。
知人の神主さんオススメの捨て方
私の知人の神主さんに『家庭ごみとして捨てる際の方法』を教えてもらいました。
- ご祝儀袋に塩をふる(お清め)
- ご祝儀袋をまとめ、白い紙で丁寧に包む(無ければ新聞紙・紙袋でも可)
- 他のゴミとは別に指定のゴミ袋に入れて捨てる
燃えない部分は別にする
ご祝儀袋に付いている水引などが『不燃ごみ』の場合は、しっかりと分別して捨てましょう。
その場合は、袋など『可燃ごみ』と、飾りなど『不燃ごみ』を分け、それぞれ上記に紹介した方法で対処すると良いそうです。
神主さんには『お焚き上げ』についても教えていただきました。
気になる方は、次の『ご祝儀袋を神社でお焚き上げする』をご覧ください。
ご祝儀袋を神社・お寺でお焚き上げする
結婚式でのご祝儀や結婚祝いとして、多くの方々からいただいた『ご祝儀』。
『ご祝儀袋』には、たくさんの祝福の気持ちが込められているので、捨てることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
最終的にはご祝儀袋を可燃ごみとして処分した私も、初めは「捨ててよいものか…」と悩みました。
そんな「ご祝儀袋をゴミとして捨てられない」という皆さんには、『神社・お寺でのお焚き上げ』などがオススメです。
必ず事前に確認
ご祝儀袋のお焚き上げについては、全ての神社・お寺で対応しているわけではありません。
必ず事前に神社・お寺側へ問い合わせをしましょう。
あなたの勝手な判断で、神社やお寺に迷惑を掛けてはいけません。
お焚き上げとは
皆さんは『お焚き上げ』をご存知ですか。
お焚き上げとは、魂や念が宿っていそうな品物や愛用品など、「むやみに捨ててはいけない」と思うものを処分する際に、神社やお寺で焼いてもらうこと。
神主さんやお坊さんが、しっかりと品物をご供養し焼却してくれます。
お焚き上げの方法・費用は?
私の知人に神主さんがいるので、ご祝儀袋のお焚き上げについて聞いてみました。
知人が神主をする神社では、年に一回(1月)にお焚き上げをおこなうとのこと。
「お焚き上げがおこなわれる日に、ご祝儀袋を持ってきてくれれば無料で燃やしますよ」との話でした。
お焚き上げの方法や費用については、依頼する神社やお寺によって異なります。
もちろん「ご祝儀袋のお焚き上げは受付けていない」といった場合も。
全ての神社やお寺で対応してくださるわけではありません。
ご祝儀袋のお焚き上げを希望される方は、事前に依頼先に確認することをオススメします。
左義長(さぎちょう)で焼く方法も
お住まいの地域によっては、1月に『左義長』と呼ばれる火祭りがおこなわれるのでは。
お正月飾りや書き初めなどを持ち寄って焼く、日本全国でみられる風習です。
地域によって様々な呼び方があるそうで、私の田舎では『どんど焼き』と呼ばれてました。
お住まいの地域でそのような行事がある場合は、そこで焼いてもらうのもオススメ。
費用も掛からず、処分する側の気持ち的にも安心ですね。
その火で焼いて食べる『お餅』は美味しいですし『厄除け』にもなりますよ。
別の結婚式で再利用しても良い?
短冊や中袋は単体で手に入れることが可能です。
Amazonなどのネットショップでも購入できますし、最近は100円ショップにある場合も。
直接ご祝儀袋に名前が書かれていなければ、短冊と中袋を新しいものにすれば『ご祝儀袋』を再利用することも可能です。
使いまわしは『あなた』の考え方次第
ご祝儀袋の再利用についての考え方は人それぞれ。
「お祝いごとに使いまわしのご祝儀袋なんて失礼」
という考えの方もいれば、
「ご祝儀袋の使いまわしは幸せのお裾分け」
という考えの方もいらっしゃいます。
あなたがいただいた『ご祝儀袋』について、その後どうするかの決まりはありません。
ご祝儀袋の使いまわしについては、あなたの考え方次第です。
ご祝儀袋をリメイクする方法も
「手先が器用な方」や「工作が得意な方」には、『ご祝儀袋のリメイク』もオススメ。
ご祝儀袋には『可愛い水引』や『美しい和紙』などが使われていますよね。
それらを上手に活用して『水引リース』『ブックカバー』『箸袋』などに再利用している方々がたくさんいらっしゃいます。
「自分もご祝儀袋のリメイクに挑戦したい」
「どんな風にリメイクできるか知りたい」
という皆さん。
『結婚式ご祝儀袋のリメイク!可愛い&アートな再利用アレンジ集』という記事では、ご祝儀袋のリメイク術について紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
あわせて読みたい
まとめ
いかがでしたか。
今回は『結婚式後のご祝儀袋の処分』について、捨て方やお焚き上げの方法などを紹介しました。
ご祝儀袋は、お祝いの気持ちがこもっているようで捨てづらいですよね。
でもゴミとして捨てても何も問題ありません。
個人情報の漏えいに注意するなど、マナーを守って上手に処分すれば大丈夫です。
最近は、いただいた『ご祝儀袋』のリメイクが人気。
もしご祝儀袋のリメイク&アレンジ術に興味がある方は、以下の記事を参考にしてください。