普段からとても親しい友人や同僚の結婚式でスピーチを依頼された場合、主役の新郎新婦をどのように呼んだら良いものか迷われる方も多いのではないでしょうか。
いつもは愛称や呼び捨てで呼んでる友人が、今日は新郎新婦という主役…どうしよう。
ということで今回は、結婚式スピーチにおける『新郎新婦の呼び方』について解説。
あわせて自分の呼び方についても紹介します。
【舞台設定】
新郎:亀梨潤(かめなしじゅん)さん
新婦:大島敦子(おおしまあつこ)さん
※登場人物、舞台設定はフィクションです…
基本は「○○君」「○○さん」
スピーチで新郎新婦について話す際は、「○○君」「○○さん」を使うのが基本となります。
これは、友人・同僚の場合でも上司・主賓の場合でも同じです。
基本の呼び方例
- 亀梨くん、敦子さん、ご結婚おめでとうございます。新郎の亀梨くんとは職場の同期でして...
- 亀梨さん、敦子さん、ご結婚おめでとうございます。新婦の敦子さんとは学生時代からの友人で...
- 亀梨くん、敦子さん、ご結婚おめでとうございます。新郎の亀梨くんは私どもの会社に入社以来...
新婦側の上司は注意!新郎の呼び方
新婦側の上司の方が、結婚相手である新郎を『○○君』と呼ぶのは失礼です。
『自分の方が年上だから』『自分の部下の結婚相手だから』といった考えは非常識。初めて会ったのであれば尚更です。
必ず『○○さん』と呼びましょう。
直接呼びかけるような場合
新郎新婦に直接呼びかけるような場合は、普段どおりの愛称(あだ名や呼び捨て)でも大丈夫です。
ただし、名前からかけ離れたあだ名や、内輪の友人だけといった一部の人にしか通じないあだ名、身体的特徴をあらわす愛称などは使わないようにします。
直接呼びかけるような際の例
- 潤、おめでとう
- 亀梨、敦子さんを幸せにしろよ
- 大島ぴょん、ウェディングドレス姿、とても素敵だよ
- あっちゃんが幸せそうでうらやましいです
このような呼びかけの場合は、必ず新郎新婦を見て話すようにしましょう。
事前に断わりを入れれば
いつも通りの呼び方で祝辞を述べたり、手紙を読みたい場合などは、スピーチの冒頭で、事前に呼び方に関する断わりを入れておくと丁寧な印象になります。
潤くん、敦子さん、ご結婚おめでとうございます。
「くん」付けだと照れますので、ここからは、いつも呼んでいる通り、潤と呼ばせていただきます。
私と潤が初めて出会ったのは...
亀梨さん、敦子さん、ご結婚おめでとうございます。
今日は敦子さんに手紙を書いてまいりました。手紙の中では、いつもの呼び方で呼ばせていただくことをお許しください。
幼なじみの「あっちゃん」へ...
たとえ断わりを入れたとしても、
- 名前からかけ離れたあだ名
- 内輪の友人だけにしか通じないあだ名
- 身体的特徴をあらわす愛称
などは使わないようにします。
自分の事を指すときは「わたし」「わたくし」が基本
自分の事を指す際は、男女を問わず「わたし」「わたくし」が基本となります。
「僕は」「自分は」「ウチは」「○○は(自分の名前)」などは使わず、「わたし」「わたくし」と自分のことを呼ぶようにしましょう。
また自分の身内を指す場合も、「ウチの家内」「ウチの会社」という呼び方ではなく、「わたくし(わたし)の家内」「わたくしどもの会社」と呼ぶようにします。
会社の場合は、「わが社」「当社」も使われますが、社長や役員クラスの方が使う事が多いようです。
基本的には「私どもの会社」と紹介すると良いでしょう。
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