結婚式招待状の返信はがきに記入するメッセージ。
メッセージを書く際は『句読点を使わない』のがマナーとされています。
きっとご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんな招待状の返信での『句読点』について、
「何で句読点をつけてはいけないの?」
「句読点がダメなのは返信メッセージだけ?アレルギー欄へ書く文章は?」
「もし句読点を書いてしまった場合の対処法は?」
など、気になることも多いのでは。
ということで今回は、結婚式招待状の返信メッセージなどでの句読点について解説。
句読点を使わない理由から、書いてしまった場合の対処法までまとめて紹介します。
目次
句読点を使わない理由とは
結婚式など『慶事』で使われる様々な文章には、『。』や『、』といった『句読点』を付けないのが基本です。
皆さんに届いた招待状の挨拶文などにも、句読点が付いていなかったのでは。
『お祝い事には終止符を打たない』という意味
なぜ句読点が使われていないのか気になりますよね。
慶事で使われる文章に句読点が付いていないのは、
「お祝い事には終止符を打たない」
という理由から。
文の終わりに打たれる句点『。』や、文の途中に打たれる読点『、』は、文章を句切るためのもの。
『切れる』『終わる』などを連想する句読点は、縁起を気にしてお祝い事では使われないのです。
『相手を見下す』といった理由も
『文章を読みやすくするもの』でもある句読点。
そのため句読点を付けた文章を相手に送るのは、『「こうすればあなたにも読めますよね」と相手を見下すことになる』といった理由も。
返信メッセージには句読点を付けない
結婚式招待状の返信はがきには、
- 新郎新婦への祝福の言葉
- 結婚式に招待してくれたことへのお礼
- 欠席時の理由
など、『返信メッセージ』を記入します。
返信メッセージには『句読点』を付けないことがマナーとされています。
句読点を使わないのは、先ほども紹介したとおり『お祝い事には終止符を打たない』といった理由からです。
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アレルギー欄などにも書かない
返信はがきに『アレルギー欄』があり、アレルギーの有無について記入する場合も、返信メッセージと同様に『句読点』を付けずに書きます。
アレルギーがある場合は句読点を使わず、その旨を記入すると良いでしょう。
アレルギーがない場合でも、新郎新婦の配慮に対してのお礼などを記入すると丁寧です。
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どうする?句読点を書いてしまった場合
もし返信メッセージやアレルギー欄の記入時に『句読点』を書いてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
修正方法に決まりはない
書き間違いでの『修正方法』について、これといった決まりはありません。
親しい友人などへの返信であれば、間違って書いてしまった『句読点』を、『♥』や『♪』といった記号に修正するのも良いでしょう。
また、句読点を『シール』で隠したり、『イラスト』でごまかす方法などもあります。
修正前
ご結婚おめでとうございます。
喜んで出席させていただきます。
修正後
ご結婚おめでとうございます♥
喜んで出席させていただきます♪
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句読点を付けたら絶対にダメなの?
『句読点』を付けないのは、あくまで『昔からの習わし』の一つです。
「句読点を付けたら絶対にダメ」ということではありません。
そのままでも問題はない
先ほども『記号に修正する』『シールで隠す』『イラストでごまかす』といった方法を紹介しました。
その他にも『カッターで削る』『砂消しゴムなどで消す』という方法もあります。
いずれの方法を使ったとしても、上手に句読点を消せるのであれば問題ありません。
しかし返信はがきが汚くなって、句読点より悪目立ちしてしまうのは困りもの。
下手に削って穴が開いたり汚れてしまうくらいなら、そのまま返信するほうが無難です。
間違えて付けないよう初めから注意
文章の内容ばかりに集中し過ぎると、いつものクセで句読点を書いてしまうものです。
メッセージを記入する際は、間違えて句読点を付けないよう初めから注意しましょう。
また『慣例なんて気にしない』と、あえて句読点を付けて書くのはよくありません。
あなたに届いた招待状の挨拶文などには、『句読点』が使われていないはず。
新郎新婦側が、『末永い幸せ』を願って『慣例』に従っているのに、ゲストのあなたがそれを無視するのは失礼なことです。
相手を思いやる気持ちがマナーの基本ですよ。
まとめ
ということで今回は、結婚式招待状の返信メッセージなどで気になる『句読点』について解説しました。
『句読点を付けない』というマナーは、慶事における昔からの習わしの一つです。
新郎新婦の末永い幸せを願い、句切りのないメッセージで祝福の気持ちを伝えましょう。
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久しぶり&初めて結婚式に招待された皆さん。
失礼&笑われないよう『結婚式での基本マナー』を覚えておきましょう。