最近の結婚式招待状の返信はがきには、事前に食物アレルギーの有無を確認する記入欄が増えているようです。
招待客である皆さんに「美味しい食事を楽しんでいただきたい」との、新郎新婦の心遣いかと思います。
さて、そんな返信はがきはどのように記入したら良いのでしょうか。今回はアレルギーがある場合、ない場合の返信はがきの書き方を紹介します。
目次
アレルギーがある場合の書き方
もし何か食物アレルギーがある場合は、食べられない食材を返信はがきに記入し新郎新婦側に伝えます。
返信はがきにアレルギー記入欄がある場合
皆さんに届いた招待状の返信はがきに「お食事・飲料に関してアレルギー等の制限がある方は詳細をご記入ください」といった、アレルギーの記入欄があった場合は、あなたのアレルギーについての詳細を記入欄に書きましょう。
記入メッセージ例
申し訳ありませんがエビやカニなどの甲殻アレルギーがあります
ご配慮いただけますと幸いです
小麦アレルギーがあります
よろしくお願いいたします
画像:返信はがきの書き方(アレルギーあり)
夫婦・家族で招待された場合
夫婦や家族の中にアレルギーのある方がいる場合は、以下のように記入すると良いでしょう。
記入メッセージ例
○○(名前)に卵アレルギーがあります
ご配慮いただけますと幸いです
子供の○○(名前)にエビアレルギーがあります
ご面倒かと存じますが宜しくお願いいたします
妊娠中・授乳中の場合
妊娠中・授乳中の方でNG・アレルギー食材がある場合は、以下のように記入すると良いでしょう。
記入メッセージ例
アレルギーはありませんが現在妊娠○ヶ月のため
アルコール、カフェインを控えております
ご配慮いただけますと幸いです
現在授乳中であることとカニアレルギーがあります
ご配慮いただけると幸いです
丸で囲む・チェックするといった確認欄の場合
返信はがきが「食物アレルギーをお持ちの方は○でお囲みください:卵・乳製品・小麦・そば・落花生・エビ・カニ」といった確認欄形式の場合もあります。
その際は、該当する部分に○(丸)もしくはチェックをおこない、メッセージ欄や余白に「ご面倒をお掛けして恐縮ですがよろしくお願いいたします」等、ひと言記入しましょう。
アレルギーがない場合の書き方
基本的に、食物アレルギーがない場合は特に記入する必要はありません。
しかし、新郎新婦側が「食物アレルギーの確認部分を見ていないのでは?」と心配する事も考えられます。空欄で返信するのではなく、配慮に対するお礼をひと言記入すると良いでしょう。
アレルギーなしでも『ひと言』添える
記入メッセージ例
ご配慮ありがとうございます
特にアレルギーはございません
特にありません
お心遣いありがとうございます
画像:返信はがきの書き方(アレルギーなし)
確認欄形式の場合は、特に○やチェックをする必要はありません。ただし、メッセージ欄や余白に先ほど紹介した「特にありません お心遣いありがとうございます」等、ひと言記入すると良いでしょう。
アレルギーの記入欄・確認欄が返信はがきにない場合
最近では、ウェディングプランナーさんからの提案等で増えてきた、招待状の返信はがきでの食物アレルギー確認ですが、そのような確認欄がない招待状の返信はがきもあります。
もしアレルギーがある場合は、結婚式当日に迷惑をかける事のないよう事前に伝えるようにしましょう。
返信はがきの空きスペースに、食物アレルギーがある旨を記入し、招待してくれた新郎新婦側に事前に電話などで直接伝えるとよいでしょう。
好き嫌いを書いても良い?
アレルギー記入欄は「食事で万が一の事があってはいけない」という主催者側の心づかいです。
返信はがきによっては、「苦手な食べ物をご記入ください」「お体にあわない食材がございましたら記入してください」と、はっきりアレルギーと記載がない場合も。
とはいえ、単に苦手だから、嫌いだからといった、あなたの好き嫌いを記入するのはNGです。注意しましょう。
アレルギー欄にも句読点はつけない?
返信はがきにメッセージを記入する際は、句読点をつけずに書くと良いとされています。これは、「お祝い事には終止符を打たない」という理由から。
アレルギー欄を記入する際も、お祝いメッセージと同様にすると良いでしょう。
結婚式招待状の返信はがきの書き方(縦書き・横書き対応)や、その他の返信マナーについては、以下の記事が参考になります。
招待状返信の基本マナー
美味しい料理、楽しい食事を満喫するために
知人のプランナーさんに聞いたところ、最近は結婚式場側も食物アレルギーに関しては特に注意しているようです。
新郎新婦との打合せ時には、「招待客にアレルギーを持つ方はいないか」、「わからないのであれば招待状に確認欄を付けましょう」といった事を伝えているようです。せっかくの大切な結婚披露宴の食事中に何かあったら大変ですもんね。
式場側も美味しい料理を楽しんでもらうため、いろいろ対応してくれるようです。まずは招待してくれた方に相談してみましょう。
久しぶり&初めて結婚式に招待された皆さん。
失礼&笑われないよう『結婚式での基本マナー』を覚えておきましょう。