余興と違い、1人で担当する事が多いスピーチ。何が起こるかわかりません。絶対の自信を持つ人ほど、新郎新婦の名前を間違えるなんていう一番単純なミスをやりそうですよね。
今回は、そんなアクシデントが発生したときも、冷静に対処できるような方法を紹介します。念のため覚えておきましょう。
目次
スピーチ中に泣いてしまった
新郎新婦への祝辞を述べている際、ふと新郎新婦との昔の思い出して泣いてしまう...なんて事は、良くあることだと思います。
スピーチの途中でもし涙が止まらなくなってしまったら、どう対処すれば良いのでしょう。事前に知っておけば、少しは冷静にスピーチができると思いますので紹介します。
そもそもスピーチ中に泣いて大丈夫!?
スピーチを依頼された方は、新郎新婦との親交が深いという事もあるため、他の出席者は知らない新郎新婦との素敵な思い出を持っていることでしょう。
「二人との間には、こんな素敵な思い出があった」、「新郎(新婦)には、こんな素晴らしい一面がある」などといった話をしていると、やはり昔の記憶がよみがえり感極まって涙がこぼれても不思議ではありません。目の前にこれから幸せになる二人が入れば尚更です。
結婚式という場は温かな気持ちが溢れ、祝福ムードでいっぱいの空間。心温まる感動の涙であれば、スピーチ中に泣いても良いのです。
途中で感極まった際の対処法
涙をこらえながら話してきたのにやはり感極まってしまった。言葉につまって泣いてしまった。新郎新婦との素敵な思い出があるのですから仕方がないことです。
そんな時は、まず一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。何よりも落ち着くことが大切です。
そして素直に「感激のあまり言葉が出てこなくなりました」と気持ちを伝え話に戻ります。もし、続けるのが難しいということであれば、新郎新婦に対し「本日は本当におめでとうございます」といったお祝いの気持ちを伝え、話を終えても大丈夫です。
これだけは守りましょう
司会者の方に指名された直後、マイクの前に立った時から泣いているのは早すぎます...。そこは事前に深呼吸や、気持ちを落ち着かせるために少しだけお酒を飲むなど対応しましょう。
最初の自己紹介や、新郎新婦へのお祝いの言葉は必ず、涙をこらえがんばって伝えましょう。おそらく泣いてしまうであろう場所は、新郎新婦に関しての思い出話等を話す部分かと思います。そこまでは何とか踏んばりましょうね。
もし話すことが難しいのであれば、早めに話を終えることも大切です。無理に言い訳をしたり、意味のわからない内容を長々と話すのはかえってよくありません。
感極まったあなたを笑う人はいません
最初の自己紹介や新郎新婦へのお祝いの言葉を、ちゃんと伝えることができてさえいれば、あなたのスピーチを笑う人はいません。むしろもらい泣きをされている方がいるかもしれません。
スピーチの途中で泣いてしまったとしても、できるだけ堂々としていましょうね。泣いてしまいそうだなぁという方は、当日ハンカチは忘れないようにしましょう。
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新郎新婦の名前を間違えてしまった
新郎新婦の共通の友人という方でない場合は、おそらくですが、結婚式までの間に相手の方とお会いしたことは、意外と少ないのではないでしょうか。結婚式当日が初対面...といった方も意外と多いのでは。
そのような場合、スピーチの際にうっかり新郎新婦の名前、とくに相手の方の名前を間違えてしまう事があるかもしれません。
間違えてしまったら直ちに訂正する
結婚式でのスピーチは、事前に準備をしっかりして行う事が重要ですので、新郎新婦の名前を間違うなんて事は、そうある事ではないでしょう。しかし、緊張していると何が起こるかわかりません。
もし、名前を間違えてしまったら、「うっかりしました」、「大変失礼をいたしました」といって直ちに訂正し、スピーチを続けましょう。
緊張していると、自分が間違えている事に気がつかないことも多いはずです。
おそらくですが、スピーチ中に新郎新婦の名前を間違え続けていると、会場が「ざわざわ」してくるはず...。その気配を察知できる余裕があれば良いのですが。
まぁ、何はともあれ、間違えたら訂正しましょうね。
気持ちに余裕がある方は
スピーチに慣れている方で、慣れているがゆえに間違えてしまう...なんて方もいるかもしれません。
このような場合、気持ちには余裕があるはずですので、「自分の彼女(彼氏)の名前を言ってしまいました」といった具合で、対処するのも良いでしょう。
例えば、新郎の友人代表としてスピーチしているあなたが、新婦の名前を『うっかりと新郎の昔の彼女の名前』と間違えてしまった場合、「失礼しました。緊張してしまい、つい自分の彼女(もちろん、「妻」、「姉」、「妹」、「母」などでも大丈夫)の名前を言ってしまいました...。」といった感じです。少々強引ではありますが。
事前確認をしっかりと
スピーチの準備の一つとして、新郎新婦の名前の確認は必ずしておきましょう。名前の読み方は特にしっかりと確認しましょう。名前を間違えるという事は大変失礼なことですので。
また、友人代表のスピーチは、歓談中に行われる場合が多いという事や、緊張をほぐすためといった理由で、お酒を飲んだ状態で行う方もいらっしゃると思います。そんな場合は特に注意しましょう。
もしかしたら、頭が真っ白になり、新郎新婦の名前が全く出てこない...なんて可能性もありますので、念のためスピーチ原稿を、ポケット等に入れておく事をおすすめします。
誤った表現や忌み言葉を使ってしまった
原稿をちらちら見たとしても誤った表現をしてしまったり、忌み言葉や重ね言葉を使ってしまう事もあるかもしれません。
誰も気づいていなければ先へ
毎回毎回、ちょっと間違ったりした時に、「失礼しました」なんて誤っていると先に進まないかもしれません。
「誤った表現、間違った表現、忌み言葉や重ね言葉に会場の誰かが反応した」と感じた時や、あきらかに「間違えたぁ」と自分で確信したときには、「緊張してしまい、不適切な表現をしてしまいました...」と、素直に謝るのが良いでしょう。
また、「幸せそうな二人を見ながら話していたら、つい見入ってしまって言葉を誤りました」などと訂正しましょう。誰も気がついていないようであれば、さら~っと流して先に進みましょう。
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話がまとまらなくなった&頭が真っ白
スピーチが得意な方が、ちょっとした油断で、何を話しているかわからなくなってしまった...といった場合や、スピーチが苦手な方が、緊張して頭が真っ白になってしまった際の対処法を紹介します。
アドリブが暴走状態になったら
原稿を作らずスピーチする方もそうですが、原稿を用意している方でも、緊張しすぎて自分が何を話しているかわからなくなってしまう...なんて事が起こるかもしれません。
アドリブを入れすぎたり、緊張したりで話が暴走しているなぁ...と感じたら、「スピーチが勝手に一人歩きしてしまいましたね」や、「話が支離滅裂になってしまい、申し訳ありません」と伝え、いったん話を落ち着けると良いでしょう。
また、話が長くなってしまい、そろそろ終わらせた方が良いと思うのであれば、「何はともあれ、本日はおめでとうございます」と、少々強引ではありますが、話を結ぶのも一つの方法です。
練習してきたのに頭が真っ白
前日などに、スピーチの練習を真面目に行う方ほど、本番で緊張してしまうかもしれません。
もしマイクの前に立った途端に、緊張して頭が真っ白になってしまった場合は、原稿を出して読んでもかまいません。「緊張してしまってスピーチを思い出せません。少々格好が悪いのですが、メモを読ませていただきます」と、ひと言添えて、原稿を出してスピーチを続けましょう。
結婚式でのスピーチは、お祝いの気持ちを言葉で伝えるものです。「緊張してしまい、頭の中が真っ白になってしまいました。こんな私ですが、これだけは言えそうです。○○さん、○○さん、ご結婚おめでとう。明るく幸せな家庭を、二人で築いてくださいね」と、短いスピーチにしてしまっても大丈夫です。無理して3分以上とか話す必要はありません。心をこめて、お祝いの気持ちを伝えれば大丈夫ですよ。
念のため、スピーチ原稿を持って本番に
絶対にスピーチはアドリブで...という方以外は、事前に作成したスピーチ原稿を、当日持参し、ポケット等に入れておくと良いでしょう。
頭が真っ白になってしまった場合にも、もちろん使えますし、持っているという安心感から、意外と落ち着いて話せるかもしれません。