結婚式のスピーチを依頼された皆さん。人前で話すのは得意ですか?
何も見ないでスラスラと話せなくても、カンペやメモといったスピーチ原稿を見ながらであれば大丈夫!という方は多いのでは。でも結婚式スピーチでカンペを見ながらはアリなのでしょうか…。
今回は、結婚式スピーチでのカンペについて解説。もし見るならどんな紙といった事も紹介します。
目次
カンペを見ながらスピーチしても良い?
結婚式のスピーチで、「カンペ」や「あんちょこ」といったメモを見ながら話す事は、まったく問題ありません。
人前で話す事が苦手な方にとっては、緊張も少なくなることでしょう。
「カンペ」とは、カンニングペーパーの略で、「あんちょこ」とは、安直(あんちょく)が変化したもの。
暗記せずとも手軽に確認できる、メモ用紙といった参考資料のことです。
友人代表スピーチの場合
友人代表スピーチをされる方には、結婚式でのスピーチが初めてという方が多いのでは。
初めてのスピーチで緊張しすぎてパニックになるよりは、紙を見ながら落ち着いてスピーチする方が良いでしょう。
また、最近の友人代表スピーチでは、手紙形式のスピーチが人気。カンペやメモというより、感謝や祝福の言葉など心から伝えたい気持ちを綴った手紙そのものを読むスピーチで、感動的なスピーチになりやすい...といった特徴があります。
スピーチ後に読んだ手紙をそのまま渡す事もできるので、新郎新婦にとっては思い出の品になることでしょう。
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主賓・上司スピーチの場合
主賓や上司スピーチで、カンペやメモなどの紙を見ながら読むのは、「未熟さ」をイメージさせるようで抵抗がある方も多いのでは。
もちろん、主賓や上司スピーチで紙を見ながら話すことも問題はありません。最近はメモを見ながら話す方も増えています。
たしかに主賓や上司の立場であれば、スピーチ原稿を見ず話せれば素敵かもしれません。しかし、話が無駄に長くなったり、意味のわからないスピーチになるぐらいでしたら、原稿を確認しながらの方が安心です。
カンペに使う紙について
結婚式スピーチでカンペを使う場合、話す内容を書く紙はどんなものが良いのでしょう。
紙の大きさと種類
A5サイズ程度の紙を二つ折りにした用紙が、スピーチのカンペとしては最大サイズでしょう。
また、紙の種類には決まりはありません。ただし聞いている方々からも紙が見えますので、シワシワだったり汚れているといった、適当すぎる紙は止めましょう。
自分が確認するだけであれば、コピー用紙でも大丈夫です。
新郎新婦に渡すのであれば
手紙形式など、読んだ原稿を新郎新婦に渡すという事であれば、レターセットや便箋など一般的な手紙と同じように作成すると良いでしょう。新郎新婦の好きな、色や柄の紙を取り入れても素敵です。
ただし、あまり用紙のスタイルにこだわり過ぎるのも注意が必要。アルバム形式にしたものの、読んでいる途中にめくりづらい...など、スピーチがしづらいものにならないよう注意しましょう。
横書きがオススメ
カンペといったメモにしても、手紙にしても横書きがオススメ。
二つ折りにした用紙を縦に開き、上下に横書きで書いてあった方が、片手でも持ちやすく読みやすいのでオススメです。
封筒に入れる必要は?
カンペやメモといった、話す内容の確認用の紙であれば不要ですが、手紙など新郎新婦に渡す場合は封筒も準備しておくと良いでしょう。
スピーチ前には封筒から出しておき、新郎新婦に渡すタイミングで封筒に入れると良いでしょう。
ひとこと断りは必要?
カンペなど紙を見ながら結婚式のスピーチをする場合、ひとこと断わりを入れた方が良いのでしょうか。
断りは不要
最近はメモを見ながら読む方も増えいます。カンペを見ながら話す事について、事前に断わりを入れる必要はありません。
コソコソと確認しながら紙を見るよりは、むしろ堂々と見るようにしましょう。
演出として伝えるのはアリ
カンペを見ながら話しますという断わりを、演出として伝えるのはアリです。
例えば手紙形式の場合であれば、「これまでの感謝の気持ちを手紙に書いてきました」と、あえて断わりを入れることで手紙を読む一つの演出となります。
原稿を読む際の注意点
カンペやメモといったスピーチ原稿を、見ながら話す際の注意点についてまとめました。参考にどうぞ。
冒頭・締めの挨拶時は見ない
いきなりスピーチの最初からメモを見て読み出すのはいけません。また締めの挨拶も同様です。
冒頭の挨拶、締めの挨拶だけは、カンペを見ないで話せるよう練習しておきましょう。
特に、主賓や上司の方がすると、メモを見ないと挨拶もできないのか...と、思われてしまいますよ。
メモを出すタイミング
カンペやメモといった紙は、司会者に紹介され席を立つ時点から手に持っていても大丈夫です。
男性の場合は、上着のポケットに入れておいて、マイクの前で出すという方法も。
原稿の持ち方・読み方
スピーチ原稿は堂々と見ながらで大丈夫。手に隠れるような小さなメモを、コソコソ確認する方が見た目が悪いものです。
手紙の場合は、両手で持って気持ちを込めて読みましょう。カンペやメモの紙は、どちらかというと確認用ですので片手で持つようにします。
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