毎日のように仲良く遊んでいる友人や、一緒に仕事をしている会社の仲間であれば、それほど困らない結婚式スピーチにおけるエピソード。
しかし学校を卒業後、数回しか会っていない友人の場合は、意外とネタがないと悩む方も多いようです。
今回は、結婚式でのスピーチのネタ元となる、エピソードや思い出の具体例を紹介します。
目次
学生時代の友人へのスピーチ内容
学生時代の友人であれば、スピーチで話す内容には事欠かないのでは。
同じクラスだった友人なら、勉強の思い出やクラスでの評判、文化祭や修学旅行などのイベントでの思い出を。
部活やサークル活動が一緒だった友人であれば、その活躍ぶりなどがスピーチのエピソードになります。
同級生は明るい話題で
同級生の場合、クラスが一緒の場合や部活動が一緒など、例えば高校時代であれば3年間は共に過ごしている事になります。
これは先に卒業してしまう先輩、後から入学してくる後輩と一番異なる部分。
このように長い時間を共に過ごした仲間の意外な一面を、明るく元気に話し、祝辞を贈るとよいでしょう。
ただし同級生の場合は、同級生(新郎新婦)の意外な一面を知りすぎているという事もあり、結婚式でのスピーチにふさわしくない内容を話してしまう場合が...。そこだけは必ず注意するよう心がけることが大切です。
先輩は温かい言葉で祝福を
新郎新婦の良い点、素敵な一面について話す場合、同級生からの言葉より重みや信憑性が高くなるのが先輩からの祝辞です。
学生時代の先輩から褒められると、その当時の思い出と重なり新郎新婦の感動も大きくなるもの。
学生時代の楽しかった思い出や、一緒に何かをがんばった思い出をゆっくり噛みしめ、そのときの後輩(新郎新婦)の意外で素敵な一面を、褒め言葉を交えて紹介してあげましょう。
ただし先輩風を吹かせて上から目線で話をしたり、説教じみた話はしないよう注意。
後輩は新郎新婦の活躍ぶりを
後輩という立場で結婚式のスピーチを依頼されるという事は、それだけ一人の立派な友人として見てもらっている証拠ですので、しっかりとその期待に応えたいものです。
学生時代の先輩(新郎新婦)の活躍ぶりや、素敵な一面を存分に紹介してあげましょう。
ただし言葉遣いには注意が必要。後輩という立場から卒業後は親しい間柄になり、普段は何も考えずにタメ口という場合でも、スピーチの際は後輩であることをしっかりと意識し、正しい敬語で祝辞を贈ることが大切です。
どうしても普段どおりに祝辞を贈りたい場合は、普段と同じ口調で話す旨をはじめに一言触れておけば良いでしょう。
学生時代の友人のエピソード例
ほとんど毎日を同じ空間で生活していた友人ですから、あなた以外の人が知らない、新郎新婦の人柄の良さが伝わるようなエピソードもきっとあるはずです。
懐かしい記憶を、よ~く思い出して、スピーチに入れると良いと思います。
帰り道での出来事、週末に遊びに行った際の出来事などなど。何か印象に残っているエピソードはありませんか?
エピソードはこんな所に
学生時代の友人への結婚式スピーチでは、以下のような内容が話しやすいのではないでしょうか。
- 授業中での思い出
- 部活、サークル活動、生徒会活動などでの思い出
- 修学旅行、文化祭などのイベントでの思い出
- 通学途中、休み時間での思い出
- クラス内、部活・サークル内での評判
- 新郎新婦が学生時代からのカップルであれば、当時の様子やエピソード
- 学生時代から現在も、仲良く付き合いのある友人であれば、その間での話
- 本人が嫌がらない程度の、今では思い出となった失敗談
エピソードの具体例
- 小学校や中学校などの作文・文集等で書いていた将来の夢がかなった
- クラス対抗のスポーツ大会で一生懸命練習した思い出
- クラスをいつも盛り上げ、他のクラスメイトをぐんぐんと引っ張ってくれた姿勢
- 修学旅行の自由行動で一緒に冒険した思い出
- 修学旅行やキャンプなどで夜遅くまで夢や恋愛の話を語った思い出
- 落ち込んでいる時に励ましてくれた優しさ
- 受験勉強で悩んでいたときに励ましてくれた優しさ
- 誰からも好かれ、まわりに笑いが絶えなかった天性の明るさ
- 放課後のカラオケで見せた、普段とは違うユーモアな一面
- 文化祭で一緒にバンド演奏した思い出
- 学校生活以外の時間で知った、プライベートでの意外な一面
- 学生時代から話していた新婦(新郎)への熱い気持ち
仕事仲間へのスピーチ内容
会社の同僚や仕事仲間へのスピーチとしては、やはり職場での活躍ぶりを話す事が順当。
新郎新婦の仕事への取り組み方や、社内・お客様からの評判、仕事に対しての情熱などなど、職場・仕事に関連したプラスイメージの話題・テーマを話すようにしましょう。
社内のサークルや同好会だけのお付き合いで、仕事ぶりについてはあまり詳しくわからないという場合は、サークルや同好会での活躍ぶりといった事を話すのも素敵です。
仕事仲間のエピソード例
会社の同僚ということは、ほとんど毎日顔を合わせているといっても過言ではないでしょう。
せっかく同じ空間で同じ時間を過ごしているのですから、仕事以外の面から話題を見つけても面白いはず。
他にも出席している仕事仲間でさえ、知らない側面を話したりすると、それはそれで面白いかもしれません。
新郎新婦の人柄がわかるようなエピソードは、必ずどこかにひそんでいるはず。例えば、就業時間以降や、休日でのお付き合いなどなど。
エピソードはこんな所に
会社の同僚や仕事仲間への結婚式スピーチに使えそうな話題・テーマを参考までに紹介します。
- 新郎新婦の仕事ぶり・職場での活躍ぶり
- 職場での評判・お客様からの評判
- 新郎新婦の人柄がわかるような職場内・仕事中でのエピソード
- 社内のサークルや同好会での話
- 就業時間以降や休日での話
- 仕事での成功などの思い出話
- 新婦が寿退社の場合は、これまでの仕事ぶりに対するねぎらいの言葉
- 今後も一緒に仕事を頑張ろうというような激励
具体的なエピソードの例
- 同僚としてとても尊敬できる、仕事に対する熱意・努力、姿勢など
- 誰も思いつかないようなアイデアを提案する仕事のセンス
- ユーモアにあふれ、ピンチのときにも前向きに乗り越える天性の明るさ
- 嫌な役割を任されても、最後までやり遂げる頼もしさ
- 大変な仕事のノルマや、無理難題といったトラブルを一緒に乗り越えて味わった達成感
- 仕事が残っている人を見ると、手伝ってくれる優しさ
- どんなに仕事が忙しくても、周りの人に優しく接する心の広さ
- ミスをさりげなくフォローしてくれ、温かく励ましてくれた
- 社内のイベントで意外な才能を発揮し、周囲を驚かせた活躍ぶり
- 仕事帰りや昼休みなど、社内の仲間で集まった楽しい時間の話
- 休日などの仕事以外の時間で知った、プライベートでの意外な一面
- 結婚前に教えてくれた新婦(新郎)への熱い気持ち
エピソードがない!?いや必ずある!
私の友人も、部活仲間の結婚式で「話すネタがないんだよなぁ」と言っていたことがありました。
初めて会った人についてのスピーチなら、エピソードが無いのもわかります...。
しかし、あなたを結婚式に招待し、スピーチを依頼してくれた知人です。本当に話す事がないのですか?
無理やり感動させない笑わせない
エピソードがないと言っている方の傾向として、格好良いスピーチにしたいという思いが強い気がします。
「感動させたい」「面白くしたい」と無理やり考えるより、新郎新婦のこんな一面を知ってもらいたいと、素直な気持ちで話すことが大切です。
些細な事でも大丈夫。あなただけが知っている、素敵なエピソードをスピーチで話すと良いでしょう。