結婚式・披露宴会場の中に持ち込まない荷物は『クローク』へ預けるのが基本。
不要なものは預けてスマートに参列することが大切です。
結婚式が多く開催される、結婚式場やホテル、レストランなどには『クローク』が設置されています。
そんな便利な『クローク』について、
「クロークに荷物を預けるタイミングは?」
「貴重品は預けられるの?」
「受付とクロークってどっちが先?順番は?」
など、お悩みの方も多いようです。
ということで今回は、『結婚式でのクローク』について解説。
遠方からお呼ばれする方など、荷物が多いゲストの皆さんに役立つ『クローク』の使い方をまとめて紹介します。
目次
大きな荷物・不要な荷物はクロークへ
結婚式・披露宴会場内には、『大きな荷物』を持ち込まないのがマナー。
必要のない荷物はクロークに預けることが大切です。
会場内に持ち込みたいもの(貴重品・カメラなど)だけ小さなバッグに入れ、できるだけスマートにすると良いでしょう。
クロークとは
『クローク』とは、ホテルやレストランなどにある『荷物を預かるスペース』のこと。
会場・施設を利用するお客様の荷物を、一時的に預かってくれる場所です。
結婚式が多く開催される会場には、必ず『クローク』が設置されています。
結婚式・披露宴会場に持ち込む必要がないものを『クローク』に預けると良いでしょう。
クロークは会場のどこにある?
『クローク』の場所は、『会場・施設の正面入口近く』にあるのが一般的。
もちろん、ホテル・レストランなど施設によって異なります。
結婚式・披露宴会場が複数階にあるホテルなどでは、正面入口付近のほかに『各階のエレベーターホール近く』にあることも。
基本的に見つかりやすい場所にあるので安心してください。
参考事例:クロークの場所
『クローク』の場所は会場・施設によって様々。
初めて結婚式にお呼ばれする方の参考に、有名結婚式場・ホテルの館内マップを紹介します。
明治記念館
『明治記念館』のクロークは正面入口近くにあります。
帝国ホテル東京
『帝国ホテル東京』のクロークは、正面入口のほか、各階宴会場にもあります。
クロークの利用料金は無料
『クローク』を利用する際に料金は発生しません。
会場・施設を利用する方であれば、無料で利用することができます。
私自身、これまで多くの結婚式・披露宴にお呼ばれしましたが、『クローク』の利用で料金が発生したことはありません。
会場によっては
結婚式・披露宴を主目的としていない会場などでは、『コインロッカー』など料金が発生する場合も。
小さな会場の場合は、『クローク』の有無も含め事前確認をオススメします。
どうする?クロークがない場合
結婚式を主な目的としていない会場などでは『クローク』がない場合も。
『クローク』の有無について事前に確認し、ない場合はできる限り荷物を少なくしてお呼ばれすることがポイントです。
クロークがない場合の対処法
『クローク』がない会場での結婚式にお呼ばれする場合は、以下のような対処法がオススメです。
- 最寄り駅・会場近くにあるコインロッカーを利用する
- 車移動の場合は『車の中』に置く
- 荷物を最小限に抑え、フォーマル仕様のサブバッグに入れて持ち込む
ちなみに私自身も『クローク』がない会場での結婚式にお呼ばれしたことがあります。
その時は、会場が駅の近くだったので『コインロッカー』を利用しました。
クロークに預けるもの
結婚式のお呼ばれで『クロークに預けるもの』は、結婚式・披露宴のときに不要なもの。
例えば以下に紹介するような、結婚式・披露宴会場内に持ち込む必要のない荷物はクロークへ預けましょう。
- 冬のお呼ばれでのコート・マフラーなど
- 会場までの移動に使った靴
- 雨の日の移動に使った折りたたみ傘
- 遠方からお呼ばれする場合のスーツケース
- 仕事帰りにお呼ばれする場合のビジネスバッグ
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クロークに預けるバッグ、会場内に持ち込めるバッグのOK・NGとは。
遠方から出席する場合の荷物は?
遠方から結婚式にお呼ばれする方は、移動や宿泊のため荷物が多くなるもの。
ほとんどの方が『スーツケース』『キャリーバッグ』などに荷物を入れて、会場入りされることでしょう。
- 宿泊施設が併設されてる
- ゲストも利用可能な更衣室がある
といった会場の『クローク』であれば、『スーツケース』などの大きな鞄も預けることが可能です。
クロークの大きさを確認
会場・施設によっては『クローク』そのものが狭く、あまり大きな荷物を預かることができない場合もあります。
大きな鞄を預けることが可能か、予め会場側に確認しておくと良いでしょう。
クロークでは貴重品を預かってもらえない
結婚式・披露宴で使わない荷物を預かってくれる『クローク』。
しかし『貴重品』などは、預かってもらえないことが一般的です。
クロークで預かってもらえないもの
以下のようなものは、クロークでは預かってもらえません。
各自で管理するか、結婚式・披露宴がおこなわれる会場・施設に持っていかないよう注意しましょう。
- お金・カードが入った財布
- ご祝儀
- 壊れやすいもの
- 割れもの
- 生もの・冷凍食品など
- ペット・生きもの
カメラ・パソコンなどは注意
カメラ・パソコンといった精密機械については、預ける際に「壊れても責任を負いかねます」と確認されることがほとんど。
専用ケースなどに入れて預けるなど、万が一のことに備えることが大切です。
貴重品ロッカーがある施設も
結婚式の会場が有名ホテルなどの場合では、クローク以外の場所で貴重品を預かってもらえることも。
会場によって異なりますが、
- フロントに貴重品の保管を依頼する
- 専用の貴重品ロッカーに入れる
といった方法が一般的。
貴重品の保管についても、予め会場側に確認すれば教えてもらえます。
会場内に持っていくと便利なもの
結婚式・披露宴会場内には、貴重品のほか必要なものだけを持ち込むのが基本。
具体的には、
- 財布
- スマートフォン・携帯電話
- カメラ
- ハンカチ
といったものがあれば、基本的には十分かと思います。
夏場の結婚式では『会場内の冷房』が効きすぎている場合も。
女性ゲストの方は気になるかもしれません。
オシャレと防寒対策ができる『ストール』『ジャケット』を持っていくのも便利。
もちろん不要であれば、『クローク』に預ければ大丈夫です。
結婚式にお呼ばれする際の持ち物については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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会場内に持ち込めるバッグ
結婚式の会場内には、大きな鞄を持ち込むのはマナー違反。
パーティーバッグなど小さいバッグの持ち込みが基本です。
男性の場合は『クラッチバッグ』などがオススメ。
女性の場合は『パーティーバッグ』と呼ばれるバッグが一般的です。
ミニダレスバッグが男性に人気
『手ぶらでお呼ばれ』という男性が多いですが、
「ちょっと荷物が多い」
という場合は、『クラッチバッグ』『ミニダレスバッグ』がオススメ。
これまでは『クラッチバッグ』が一般的でしたが、最近は『ミニダレスバッグ』が人気。
フォーマルな形状&スーツスタイルに最適ということで注目されています。
結婚式での男性バッグについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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荷物が多いときはサブバッグを
ちょっと持ち物が多くなってしまった場合、
「手持ちのバッグに入りきらない…」
なんて問題が。
特に女性が持つ『パーティーバッグ』はサイズが小さいので困ります。
そんな時は『フォーマルサブバッグ』がオススメ。
最近はフォーマル仕様のサブバッグが増えています。
また『サブバッグ』を使いたくないという方には、『大きめのパーティーバッグ』がピッタリ。
袱紗が入る大きさのパーティーバッグが最近は注目されています。
結婚式に最適な『サブバッグ』『大きめのパーティーバッグ』については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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クロークと受付の順番は?預けるタイミング
『クローク』に荷物を預けるタイミングは『受付前』が一般的。
順番としては、『クローク』に荷物を預けてから受付が基本です。
もちろん、『クローク』での荷物の出し入れは自由。
受付後に再度行っても構いませんし、披露宴の途中に荷物を取りに行くこともできます。
何回も利用可能ですが、他のゲストの方も利用する場所なので、利用客の人数が多いと行列ができている場合も。
できるだけ少ない回数の利用となるよう、持ち物をしっかりと整理することがポイントです。
荷物をクロークに預ける流れ
『クローク』に荷物を預ける場合の基本的な流れをパターン別に紹介します。
お呼ばれ用の服装で会場入りする場合
自宅で準備し、お呼ばれ用の服装で会場入りする場合は、受付前までに『クローク』へ行き荷物を預けるのが一般的です。
- 会場・施設到着
- クロークに荷物を預ける
- 結婚式・披露宴の受付
会場の更衣室で着替える場合
動きやすい服装で会場まで移動し、会場・施設内の更衣室で着替える場合は、『更衣室』で着替えた後に『クローク』へ行き荷物を預けると良いでしょう。
『靴だけを履き替える』といった場合も同様です。
- 会場・施設到着
- 更衣室で着替え荷物を整理
- クロークに荷物を預ける
- 結婚式・披露宴の受付
まとめ
ということで今回は、『結婚式お呼ばれでのクローク』について解説しました。
結婚式・披露宴会場内には、必要なものだけを持ち込むことが重要。
不要な荷物については『クローク』に預けることがポイントです。
『クローク』へ荷物を預けるタイミングは『受付前』が基本。
『クローク』に不要な荷物を預けてから、スマートに受付をすることがオススメです。
荷物の出し入れは自由。
ただし、何回も『クローク』と会場を行ったり来たりすることのないよう、持ち物の整理が大切です。
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冬の結婚式では『コート』のマナーも大切!会場に到着したらコートは『クローク』に預けましょう。